症状

鉱物性の粉塵が、気管支や肺などに蓄積して起こる病気を塵肺といいます。好物以外の花粉などを吸入することでも気管支や肺が刺激され、異常が起こることはありますが、これはアレルギー性の疾患で、塵肺とは区別します。

塵肺には、建材の石綿(アスベスト)を扱う人にみられる石綿肺、鉱山や炭坑、石材業などに従事すつ人にみられる珪肺などがあります。

初期には自覚症状はあまりなく、しだいに咳や痰、息切れ、胸痛などが起こり、進行していきます。石綿肺では、指先が太鼓のばちのように太くなる症状(ばち指)が現れることもあります。さらに進行して肺がんや胸膜中皮腫を合併することもあります。

原因

珪肺では珪酸、石綿肺では石綿の粉じんが原因になります。これらの粉塵が肺の奥深くまで入り込んで組織に沈着し、そこで線維化を起こすため、肺の伸縮性が失われ、呼吸がしにくくなるのです。

治療法

肺に沈着した粉塵を除去することはできません。肺の線維化はゆっくり進行しますが、それをくい止める方法もないのが現状です。

息切れを軽減させるための酸素吸入、咳・痰には気管支拡張薬や去痰薬を用い、対処療法に努めます。

残された呼吸機能を効率的に活用するための呼吸リハビリテーションも行います。