高血圧が原因で腎臓の細動脈が障害を受け、徐々に機能が低下する病気です。良性と悪性がありますが、多くは良性のタイプです。

良性腎硬化症

症状

肩こりや頭痛、めまい、動悸など高血圧特有の症状が主です。別の病気を疑わせるような症例はなく、たんぱく尿がみられる程度で、血尿もありません。

原因

本態性高血圧(明らかな原因がなく起こる高血圧)にともない、腎臓の動脈硬化が進行して腎機能がしだいに低下するものです。

治療法

高血圧の治療が基本です。塩分を抑えた食事療法とともに、血圧をコントロールする降圧薬を服用します。腎機能の極端な低下を防ぐために、長期にわたって降圧薬をのみ続けることが必要です。

悪性腎硬化症

症状

腎臓の働きが急速に低下するため、重度の高血圧(最低血圧120mmHg以上)になります。たんぱく尿、血尿もみられ、眼底検査をすると網膜の出血や乳頭浮腫が認められます。

比較的若い人に起こりやすく、放置すると失明したり、意識障害に至ることもあります。

原因

高血圧によって腎臓の細動脈に著しい硬化や炎症が起こり、腎臓へ血液が流れなくなって発症します。腎臓から血圧を上昇させるホルモンのレニンが分泌され、その結果、さらに血圧が上昇するという悪循環におちいります。

治療法

血圧を下げるための薬物療法が中心です。最初は降圧薬の内服は効きにくいので、注射での治療になります。

腎機能がひどく低下している場合は、血液浄化療法(人工透析)が必要になります。

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