症状

初期は無症状で、嚢腫が大きくなるにつれて、おなかがふくれてきます。おなかに触れるとしこりが感じられるようになり、腰痛も起こってきます。進行すると、膀胱を圧迫するようになり、頻尿や残尿感などをともないます。

また、嚢腫の茎がねじれることがあります(茎捻転)。徐々にねじれることもありますが、急にねじれた場合は、激しい腰痛や嘔吐がみられます。急性の茎捻転では、緊急に手術をして患部を摘出する必要があります。

ほとんどが良性腫瘍ですが、まれに悪性腫瘍(卵巣がん)に変わるものもあるので、定期的な検査が欠かせません。

原因

嚢腫は嚢(袋)のなかに透明な液体が入っている漿液性、ゼラチン状の物質が入っているムチン性、毛髪や骨、皮膚などが入っている類皮性の3つが代表的です。なぜ、そのようなものがたまるのかは解明されていないため、その予防法もないのが実状です。

治療法

原則的に手術で嚢腫を摘出します。年齢や嚢腫の種類、状態、大きさなどを考慮し、嚢腫だけを摘出するか、嚢腫のできた卵巣ごと摘出するかが決められます。

ごく一部の良性腫瘍で、嚢腫が小さい場合は、腹腔鏡下での手術も可能です。

両方の卵巣を取り除いた場合は、ホルモン障害をきたすおそれもあるので、女性ホルモンの服用など、必要な処置が行われます。

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