上咽頭がん

症状

鼻の奥の上咽頭部にできるがんです。早い時期に頸部リンパ節に転移しやすいので、頸部リンパ節の腫れで気付くことが多いものです。

局所症状としては、初期には咽頭の違和感、鼻出血、くさい鼻汁が喉に流れる(後鼻漏)などが、進行すると滲出性中耳炎や脳神経症状、ものが二重に見える、顔の皮膚感覚が鈍くなるなどの症状が現れてきます。

原因

比較的若い世代でもできることがありますが、50〜70歳に発症しやすいがんで、ヘルペスウイルスの一種であるEBウイルスがかかわっているといわれています。

治療法

放射線治療が有効とされ、転移リンパ節も含めて放射線主体の治療を行ない、化学療法を併用します。骨や肺、肝臓へ転移しやすいので、経過観察が重要です。

中咽頭がん

症状

扁桃腺に発生するがんが多くみられます。喉の痛みや飲み込むときの痛み、耳の奥の痛みがあります。進行すると、痛みが強くなり、出血がみられることもあります。

原因

喫煙や飲酒が主な原因と考えられます。

治療法

放射線と化学療法が中心になります。進行している場合は手術が行われます。

下咽頭がん

症状

のどの違和感や飲み込んだときに引っかかる感じがあります。進行すると、嗄声が強くなり、ものが飲み込めなくなることがあります。見つけにくいがんで、頭頸部のがんのなかでも、予後が悪いもののひとつです。また食道がんとの合併も少なくありません。

原因

喫煙と飲酒が原因と考えられます。

治療法

中咽頭がんと比べて放射線の効果があまりなく、発見時には進行していることが多いので、大半は手術が行われます。

腫瘍の周囲の組織も切除の対象になり、多くは下咽頭・喉頭・頸部食道切除術という方法がとられます。

声が出なくなったり、呼吸困難を生じるので、気管に孔を開けることも必要になります。

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