症状

子宮にできる、良性の腫瘍です。月経過多、不正性器出血、月経痛、貧血、下腹部のしこりなどが、自覚できる典型的な症状です。

筋腫は子宮の外、内腔、筋層、頸部などいろいろな部位に発生します。

大きさはさまざまで、小指の先ほどのものから大人の頭より大きいものまでみられます。筋腫の数も数個から数十個まで人によって異なります。

また、急速に増殖するものもあれば、10年以上たってもほとんど変わらないものもあります。

原因

子宮筋腫は、卵巣ホルモンの働きが盛んな20〜50歳代前半の女性にみられ、閉経後に発症することはありません。そのようなことから、子宮に影響を与える卵胞ホルモン(エストロゲン)が筋腫の増殖に関与していると考えられています。しかし、筋腫ができる原因についてはわかっていません。

治療法

子宮筋腫の診断法は、超音波で筋腫を映し出す方法が一般的です。腹壁から映し出すほか、膣から、器具(プローブ)を挿入し、子宮内の断層映像を観察する方法もとられます。さらにくわしい診断が必要な場合は、CT検査やMRI検査を行います。

筋腫が確認されても、すぐ治療が開始されるわけではありません。ある程度の大きさであることや、痛みや貧血をともなうとき、不妊症の原因になっている場合など、一定の条件にあてはまるとき、はじめて治療対象になります。

手術は、子宮を全部取る方法(単純子宮全摘術)と、筋腫部分だけを除去して子宮を保存する方法(筋腫核出術)があり、若年層や妊娠を希望する人には後者が選択されます。

入院期間は1〜2週間ですが、退院後は、しばらく自宅療法が必要になります。

薬物療法では、筋腫を小さくしたり、症状を軽くするためのホルモン剤、貧血に対する鉄剤、鎮痛薬、漢方薬などが使われます。

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