症状

4〜8日のせんぷ機を経て、水溶性の下痢と腹痛が起こり、翌日には血便が出るようになります。重症例では、多量の血液を何度も排出します。吐き気、嘔吐、発熱がみられることもあります。

腸重積、虫垂炎、脱肛を合併することがあるほか、脳症や溶血性尿毒症症候群などの重症合併症を起こして死に至ることもあります。

溶血性尿毒症症候群は約10%に起こり、とくに乳幼児や高齢者に多くみられます。

原因

人の腸管内にはもともと多数の細菌が常在しています。大腸菌もその一種ですが、飲食物などとともに侵入して下痢の原因になる大腸菌があり、病原性大腸菌と呼ばれています。

この中には、ベロ毒素という病原性の強い毒素を産生するものがあり、腸管出血性大腸菌と呼ばれ、これが感染して起こる病気です。

種々の腸管出血性大腸菌のなかで、現在日本で最も多く堅守されるものが「O-157」の番号をつけられた大腸菌です。

牛の大腸に常在している菌で、牛の腸の内容物に汚染された食品や水が感染の主な原因になります。生や加熱不十分な食品には注意が必要です。患者や保菌者の排泄物に汚染された食品や水、手指などからも感染します。

保育施設など各種施設での集団感染も、毎年発生しています。

治療法

水分補給、消化しやすい食事、輸液などの対処療法と、調整剤での治療が行われます。

抗菌薬が有効かどうかについては一定の見解が得られていないので、使用するかどうかは主治医の判断によります。

人から人への二次感染を予防することが大切で、手洗いの励行のほか、乳幼児のおむつの取り扱い、入浴やプールで泳いだりする際の衛生管理にも注意が必要です。

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