子育ての観点からアスペルガー症候群やADHDを紹介

7.三次元の絵が描けません


アスペルガー症候群の人は、絵を描いても特徴的です。

奥行き感のない二次元の世界で描いてしまう人と、頭の中では三次元に見えていて、それをどうにか表現しようとする人がいます。

まず、奥行き感のない絵を描く、二次元タイプの人の場合。

絵画で局部的に詳細なうまい絵を描く場合があります。部分的なこだわりもあります。立体感を感じるようには描けなくても、キャラクターだけは描けるという場合もあります。子供の絵を見た親は、「どうしてうちの子は、奥行き感のない絵を描くのだろう?」と思いながら、学校への提出用の絵を塗りなおしてしまう、というケースもあります。

どうもこのタイプの子どもたちは、絵や写真からは写せるのですが、実際のものを目の前にして、それを立体的に表現することが難しいようです。

また、頭の中が三次元タイプの人の場合。

例えば、電車を描くというと、雑誌の付録で電車を組み立てる時に、展開図様のもので、周囲を切り取って折り目を折って組み立てると電車になるようなものがありますが、ほぼそのような絵になる場合があります。このように表現できる人の場合は、三次元が同時に見えていると思われます。

三次元に見える場合には、時間軸もあるようです。二次元+三次元+四次元(時間軸)があるということは、頭の中で、記憶のビデオが回っているような状況だと思って下さい。その中には、自分も登場してくるときもあるようです。

これらのことはアスペルガー症候群の人の考え方や行動と、視覚認知の面から今後考えていくためのヒントを与えます。

次は『何通りも意味を持つ言葉の理解が困難』

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