頭痛


頭痛にはさまざまな種類があります。くも膜下出血を起こしたときや、髄膜炎、脳腫瘍でも頭痛を起こすことがあります。こうした頭痛は、原因となっている病気を治療することで自然に治まります。

一方、原因となる病気がなく、慢性的に悩まされる頭痛もあります。代表的な慢性頭痛として、筋緊張性頭痛と片頭痛があげられます。

筋緊張性頭痛

症状

後頭部から首筋にかけて締め付けられるような圧迫痛が、月に数回、場合によっては毎日続きます。頭痛の持続時間は30分程度から1週間までさまざまですが、朝よりも午後から夕方にかけて、痛みがひどうなる傾向があります。肩こりをともなうことが多いのも特徴です。

原因

同じ姿勢を続けたままの長時間労働や眼精疲労があると頭痛が起こりやすくなりますが、最大の原因は精神的なストレスといわれています。ストレスによって、頭や首の筋肉の緊張(収縮)が長く続き、血流が悪くなって「こり」が起こり、頭痛を誘発します。

治療法

薬による治療が一般的ですが、鎮痛薬よりも、筋肉の緊張をほぐす筋弛緩薬や精神的な緊張を和らげる抗不安薬の服用が有効です。

また、無理な姿勢を続けたり、目を酷使したりする作業をできるだけ避け、休養や睡眠を十分とるようにするなど、生活習慣を改善することも大切です。

片頭痛

症状

こめかみから目のあたりにかけて、脈打つような痛みが始まり、しだいに日常生活が妨げられるほどの痛みに達します。嘔吐をともなうこともあり、頭痛は数時間に及びます。頭の片側だけでなく、両側に起こるケースも珍しくありません。

こうした頭痛発作が月1〜2回から週1回程度の割合で、繰り返し起こります。頭痛発作が起こる前に、視界に閃光が現れたり、手足がしびれるなどの前兆症状がみられることもあります。

原因

痛みは、頭の血管をとりまいている神経が感知するものです。この血管がなんらかの影響で緊張して一度収縮したあと、緊張がゆるんで血管が拡張し、血流が増えたときに痛みが生じます。

こうした血管の動きは、疲労や不眠ストレスによって誘発されます。

治療法

頭痛発作が始まり、痛みが強いときには、拡張した血管を収縮させる作用があるトリプタン系の薬が有効です。通常は、薬店で市販されている一般用医薬品を使用します。また睡眠をとったり、コーヒーなどのカフェインを摂取することでも軽減します。

頭痛発作が頻繁に起こる場合は、再発予防のために、血管に作用する抗セロトニン薬や抗うつ薬などを用いる場合もあります。

次は『脳出血』

関連コンテンツ

PAGETOP
Copyright © 脳の病気事典 All Rights Reserved.