脂質異常症は血中のLDLコレステロールや中性脂肪が多くなる病気です。

ここ数年、コレステロールに対する理解に少し混乱が生じています。

その原因のひとつとしてあげられるのがメタボ(メタボリックシンドローム)の診断基準です。血中善玉コレステロールの数値だけが診断基準になっており総コレステロールについてはいっさい触れられていません

さらに、コレステロール値の正常値が数年前より甘くなっています。

それでは、総コレステロール値は全く意味のないものになったのでしょうか?そうではありません。

脂質異常症(高コレステロール血症や高脂血症)の人が狭心症や心筋梗塞などの疾患が多い傾向は変わっていません。

それなのに、総コレステロール値の診断基準が甘くなったりメタボの診断基準から除外されてしまった理由とはなんなのでしょうか?

その理由は、ここ最近の研究成果で高コレステロール血症と高中性脂肪症では病的な異議が異なるという事実が解明されたからです。

人間に必要なコレステロール量の30%(1日約300ミリグラム)は食事から摂取され、残りの70%は肝臓で合成されています。

痩せている人でも総コレステロール値が高い理由は、コレステロールの代謝が生まれもった体質によって変化しているからです。脂肪には多くのコレステロールが含まれているので当然ですが、肥満の人は相対的に高コレステロール値が高くなります。

これに対し、中性脂肪は過剰なエネルギー摂取により増加するのでメタボリックシンドロームの内臓脂肪率は肥満の人ほど多くなります。

つまり、高コレステロールとは高中性脂肪のように運動不足と偏食、過食だけが原因ではないということになります。脂質異常症とひとくくりでみても高コレステロール血症と高脂血症では改善方法のアプローチが違ってきます。

当サイトでは高コレステロールの観点から脂質異常症の原因や食事療法を紹介しております。

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