脂質異常症の原因

生活習慣と高脂血症の密接な環境

コレステロール自体は人間の身体にとって必要なものであり、けっして悪者というわけではありません。

大切なことは、体内にある悪玉コレステロール(LDL)と善玉コレステロール(HDL)のバランスなのです。

しかし、糖質や脂質、アルコールなどの過剰摂取と不規則な食生活が長期間続くと、悪玉コレステロールと善玉コレステロールのバランスがくずれてしまい高脂血症を引き起こしてしまいます。

このような生活習慣が原因となるケースはここ数年で増加しており、特に働き盛りの30代以降の男性に顕著に現れています。

生活習慣の乱れの背景には、食の欧米化が進み、若年層を中心に高脂質で野菜不足といった食事の偏りや外食が多くなったことが考えられています。

また、体内のコレステロールが増えているのは、食習慣だけではありません。

肝機能が低下することでコレステロール調整機能が低下したり、加齢や遺伝体質が原因でコレステロール量のコントロールができなくなったりといったことが考えられます。

体内では善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールの量を下げ、さらに善玉コレステロールが活性酵素で酸化されるのを防ぐ食材を摂取するなど、食事を中心とした生活習慣の改善を心がけることが重要になってきます。

次は『善玉・悪玉コレステロールとは?』

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