ニキビ肌の正しいスキンケア法や肌質に応じたニキビ対策を紹介

1.大人ニキビを作る6つの要因

ニキビの原因は毛包

皮膚は、角層、顆粒層、有棘層、基底層からなる表皮と、その下の真皮、さらに下の皮下組織(ほとんどが皮下脂肪)という三層構造になっています。

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基底層で作られた表皮細胞は、有棘層で栄養補給をして分裂しながら徐々に押し上げられ、顆粒層を経由して、角層で最終的に垢となって、剥がれ落ちます。この間およそ4〜6週間。通常、こうしてターンオーバー(新陳代謝)を繰り返し、表面は汗と皮脂が交じり合った皮膚膜によって潤いが保たれ、皮膚は健康な状態を維持しているのです。

真皮は、基底層に栄養や酸素を送り込む血管、神経、汗腺、皮脂腺、皮膚の弾力を保つコラーゲン線維などが存在する皮膚の中心部。

ニキビの舞台となる毛包もここにあります。

毛包と皮脂腺はつながっており、本来なら、分泌された皮脂は毛包を通って、皮膚表面に開いた毛穴から排出されます。ところが、毛穴がふさがれて毛包内に皮脂がたまってしまうと、ニキビが発生するのです。

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1.脂腺性毛包の構造で皮脂がたまりやすくなる

ニキビの舞台となるのは『脂腺性毛包』と呼ばれる毛包。脂腺性毛包は管が太くて短いうえ毛が細く短いため、皮脂がたまりやすい構造になっています。

2.ホルモンバランスによる影響

男性ホルモン(アンドロゲン)には、皮脂腺を発達させ、皮脂の分泌を亢進する働きがあります。皮脂の分泌量が増えれば、毛穴は目詰りを起こしやすくなるうえ、皮脂を栄養源にしているアクネ菌の発生を招き、ニキビができやすくなります。

思春期にニキビができる女性は血液中の男性ホルモン値が高く、皮脂分泌の増加に影響していることがわかってきました。また、20代以降の女性のニキビが、あごやフェイスラインなど男性のヒゲが生えるのと同じ部分にできるのは、男性ホルモン受容体の密度が濃いからではないかという説もあります。

3.毛穴の内側の角質が厚くなる

脂腺性毛包は、毛穴近くの上部(毛漏斗部)の内側の角質が厚くなりやすいと言われています(角化異常)。

厚くなった角質によって毛穴がふさがれると皮脂が出づらくなり、毛包いっぱいにたまってしまうと白くもりあがってきます。

これがニキビの初期段階である面皰コメド)の状態です。

ニキビができやすくなる毛包の毛漏斗部の角化異常が起こる原因には様々な説があります。

4.毛包の中のアクネ菌が急に増える

毛包内には多数の常在細菌があります。その中で、ニキビの発生に深く関わっていると考えられるのがアクネ菌です。

アクネ菌は嫌気性であるため、毛穴が角質でふさがれて酸素が減少すると、毛包の中で皮脂を栄養にして繁殖し、急激にその数を増やします。

このアクネ菌が生み出す酵素(細菌性リパーゼ)は、皮脂を遊離脂肪酸に変化させます。遊離脂肪酸が毛包の壁を刺激すると、毛漏斗部は角化異常を起こして厚くなり、面皰(コメド)を作りやすくなると考えられています。

また、アクネ菌が引き寄せる、好中球が生み出す酵素や活性酸素でも毛包の壁はさらに痛みつけられ、赤く炎症を起こしたり、膿んだ状態となって、最終的に破壊されてしまうのです。

5.ストレスで悪化する可能性もある

臨床的に見ても、ストレスは確かにニキビを悪化させています。しかし、そのメカニズムは未だ明らかにされていません。これまで、皮脂を生産する皮脂腺は神経の支配を受けていないと言われてきましたが、最近では、ストレスが体内の種々の化学物質(神経ペプチド)に変調をきたし、皮脂腺を増殖させる可能性を示唆する研究もなされており、今後さらなる解明が期待されています。

6.家族や親戚にニキビ肌の人がいるとできやすい

民族や人種によってニキビの発生率に差があることや、代々ニキビができる家計があったり、一卵性双生児の場合に双方に発生する状況などから、ニキビの発生には遺伝素因が関係しているのではないかとされています。家族や親戚にニキビで悩んでいる人が多くいたら、あなたもその肌質を受け継いでいる可能性があります。

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