ニキビ肌の正しいスキンケア法や肌質に応じたニキビ対策を紹介

2.栄養と大人ニキビ

甘いものは本当にニキビ肌の敵?

一般的に、チョコレートやケーキなど、甘いお菓子はニキビの大敵と考えられています。糖質、つまり当分野炭水化物を摂り過ぎると、すでにできたニキビを悪化させてしまうとも言われています。体験的にはこのことを実感している人が多いでしょうが、実は具体的な因果関係は証明されていません。ただし、同じ糖質なら、おせんべいなどに使われるもち米の炭水化物のほうが皮脂分泌を過剰にしコメドの原因になりやすいことはわかっています。

つまり、甘いからニキビに悪いのでなく糖質のとり過ぎがニキビの増悪原因になるのです。チョコレートであれ、おせんべいであれ、ニキビができやすい人は食べ過ぎないことが大切。また、皮脂腺を刺激して皮脂分泌を過剰にすると言われているアーモンドくるみなどのナッツ類、カレーなどに使われる香辛料、スパイシーなエスニック料理コーヒーなどの刺激物も摂り過ぎてはいけません。これらを日常的に口にする機会が多いと、いくら治療や正しいスキンケアを続けてもニキビはなかなか治らないのです。食に対する意識を変えない限り、悪化や再発を繰り返すことになります。

ただ、ニキビにはよくないであろうと思われるもので、それが好物であったり、心理的ストレスがあるとよけいに食べたくなったりするのは仕方がないことです。もし、口にするなら、皮脂分泌が減り、肌が安定する生理後の時期にしてみるなど、ちょっと工夫をしてみてはいかがでしょう。

ビタミンACEで皮脂の酸化を防止する

緑黄色野菜に含まれるβカロテンは、体内でビタミンAに変わって、皮膚や粘膜の健康を保つ働きをします。また、ビタミンAに変換しなかったβカロテンは、活性酸素を除去し、遊離脂肪酸のひとつであるLDLコレステロールが酸化されて過酸化脂質となるのを防いでくれます。

血流をよくすることで知られるビタミンEにも同様の酸化抑制作用があり、βカロテンとあわせて摂取することで相乗効果が高まるとされています。また、ビタミンEの働きを高める作用があるビタミンCもあわせてとれば、より効果はアップします。ビタミンACEは、ニキビの誘因のひとつである遊離脂肪酸の酸化を強力にブロックする役割を果たしてくれるのです。

ビタミンCは、細胞を結びつけて肌のハリを保つコラーゲン生成にも欠かせず、メラニン色素の生成抑制、抗ウイルス、免疫力のアップ、解毒などの様々な働きをします。1日に50mg以上は摂取したいビタミンですが、体内にとどまる時間が短く、2〜3時間で排泄されてしまうので三食でこまめに補う必要があります。

また、喫煙習慣のある人、ストレスが多い人はビタミンCの消耗が激しいので、たっぷりと摂取しなければなりません。ちなみに煙草を1本吸うと、1日の必要量の半分である25mgが消耗されるそうです。伏流煙を吸うだけでも消耗されるそうなので喫煙者が多いオフィスで働く人も要注意。ビタミンCが豊富に含まれるアセロラジュースなどで対策をこうじてみてはいかがでしょう。また、粉末タイプのビタミンC(天然型のビタミンC)の飲み物も最近は市販されています。冬はホットレモンにしてコーヒーの合間に飲むのもおすすめです。

皮膚科では、ニキビの治療中やニキビ跡の色素沈着を防ぐため、ビタミンCを内服薬や外用薬として処方する場合もあります。
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