更年期に発症しやすいパーキンソン病の症状や治療法を詳しく解説します。

パーキンソン病の原因

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パーキンソン病はなぜ起こるのか

神経伝達物質のドーパミンは加齢で減少する

パーキンソン病は、脳の神経伝達物質であるドーパミンが減ることによって起こる病気です。

ドーパミンは脳の中の黒質という組織で作られます。黒質は脳幹という部分の左右にひとつずつあるとても小さな組織で、神経線維によって線条体という部分につながっています。

線条体は私たちが体を動かすときに、どの筋肉をどのように動かすか指令を出す場所です。この線条体から神経伝達物質であるドーパミンが放出されて、運動の信号が体の各部位に伝えられるのです。

ドーパミンは体を動かそうとする物質ですが、体を動かすときは同時に、体の動きを抑えようとする物質のアセチルコリンも分泌され、この2つのバランスがとれていることで、私たちの体はスムーズに動きます。

パーキンソン病になると黒質の神経細胞がこわれて、体を動かそうとするドーパミンの量が減ります。そのため体の動きを抑えようとするアセチルコリンとのバランスがとれなくなってしまい、さまざまな動きが極端に少なくなったり、衰えたり、ふるえのようなよけいな動きが出てきたりするのです。

では、なぜ黒質の神経細胞は減ってしまうのでしょうか?

原因のひとつは加齢です。

誰でも年齢が進むと脳の神経細胞が減っていきます。ドーパミンを作る黒質も例外ではありません。実際、ドーパミンは幼いときほどたくさん分泌され、年齢を重ねるごとに量は減っていきます。ですので「120歳になれば誰でもパーキンソン病になる」と言われています。

加齢以外に黒質の神経細胞を壊すものがあるのかは、現在のところ完全に解明はされていません。

いずれにせよ、パーキンソン病というのは脳の老化によって黒質の神経細胞が壊れ、ドーパミンの量が減るということです。黒質の神経細胞から放出されるドーパミンが正常値の20%を下回るとパーキンソン病の症状が出るといわれています。

高齢化により急増しているパーキンソン病

高齢化社会に伴いパーキンソン病が増加しているのは脳の血管の悪化が原因と考えられています。

年齢を重ねると人間の体は自律神経のひとつである交感神経が緊張状態になります。

自律神経というのは心臓や胃腸などの臓器や血管の働きを調整し、意識をしなくても常に体の内部で働いてくれています。

この自律神経には、交感神経と副交感神経があり、交感神経は主に昼間に働く神経です。交感神経が活発になると心臓の鼓動は速くなり血管が収縮し血圧が上昇します。

逆に、副交感神経は夜間に働く神経で、体をリラックスさせます。このふたつの自律神経がバランスよくはたらくことで健康な心身を維持しているのですが、交感神経が過緊張の状態になるとパーキンソン病になりやすいということがわかっています。

ちなみに、腰痛や胃腸の病気、うつ病などの薬を長い間飲み続けていると交感神経の過緊張を招きます。

中高年になると、これらの薬を常用するケースが増えてくるのですが安易に薬を多用するとパーキンソン病の発症リスクが高まるので注意が必要です。

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