更年期に発症しやすいパーキンソン病の症状や治療法を詳しく解説します。

自律神経の乱れによる症状

便秘・立ちくらみ・血圧低下など

パーキンソン病になると内臓の働きをコントロールする自律神経も乱れます。そのため、4大症状のような運動機能障害だけでなく、体のあちこちに不調が出てくるようになります。

たとえばパーキンソン病の患者さんの訴えで多いのが便秘です。

パーキンソン病になって交感神経が優位になると、血管が収縮して血流が悪くなり、胃腸の働きが低下するので、便秘になります。患者さんの中には便秘がパーキンソン病の最初の症状だったと、あとで実感するかたも少なくありません。でもまさか便秘がパーキンソン病の症状だとは思いもしません。そのうち、筋肉のこわばりによる腰痛などを感じ始め、やがて手や足のふるえが出てきてパーキンソン病だと気づくという道筋をたどるのです。

立ちくらみも、パーキンソン病でよくみられる症状です。

自律神経が下半身の血管を収縮させ、上半身に血流が流れるようにして脳の血圧を調整するため、私たちはすっと立ち上がることができますが、パーキンソン病になると自律神経がうまく働いてくれません。そのため立ち上がった瞬間に、急激に脳の血圧が下がって、立ちくらみを起こすのです。

またパーキンソン病になると血圧が変動しやすく、一般的に血圧が低くなる傾向があります。ですからそれまで高血圧だった人の血圧が正常になることもあります。「ずっと血圧が高かったけど、何もしてないのに下がった!」と喜んでいたら、実はパーキンソン病だったというケースもあるのです。

排尿のトラブル・冷え・むくみなども

初期にはあまりみられませんが、やはり自律神経の調整能力が乱れたせいで頻尿になることもあります。逆に排尿が困難になったり、尿失禁を起こしたりする人もいます。

自律神経の乱れで血行が悪くなり、手足が冷えたり、足がむくんだりすることもあります。

体の汗が出にくくなるため、夏など体内に熱がこもって発熱することもあるでしょう。体は汗をかかないのに、顔は汗をかいて、テカテカと脂ぎっていることもあります。

唾液が飲み込みにくくなるので、よだれが増えることもあります。病気が進むと食事や飲み物がうまく飲み込めなくてむせたり、ひどくなると口から食事がとれなくなることもあります。

また、パーキンソン病の症状として、手足の変形や目のあきにくさなどを訴える人もいます。

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