更年期に発症しやすいパーキンソン病の症状や治療法を詳しく解説します。

病気の進行

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進行スピードには個人差があるが病気の進み方はほぼ一定

パーキンソン病は時間の経過とともに症状が進んでいく病気ですが、その進行のスピードは人によって違います。病気が発症してから5年、10年たっても、初期の頃とあまり変わらないように見える人もいます。逆に、パーキンソン病だとわかってから、あっという間に病気が進行して車いすが必要になる、というケースもあります。

パーキンソン病は一般的に、5年単位で経過をみるといわれています。ですから発症から5年たって症状が落ち着いていれば、その状態でしばらく安定すると考えてよいでしょう。

パーキンソン病の場合は、進行のスピードに個人差があっても病気の進み方、どのような流れで病気が進んでいくかは、ほぼ決まっています。

そのため病気の進行度は下図のホーン・ヤール重症度分類によって確認することができます。

ホーンヤールの重症度分類

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治療では、できるだけホーン・ヤールの重症度分類のⅠ度〜Ⅱ度までの状態に保つことが目標になります。

また、パーキンソン病は難病のひとつで、ホーン・ヤールの重症度分類でⅢ度以上になると、医療費の公的扶助が受けられます。

パーキンソン症候群

パーキンソン病の4大症状である静止時の振戦、筋固縮、寡動・無動、姿勢反射障害など、パーキンソン病にみられるさまざまな症状を、パーキンソニズムといいます。そしてパーキンソニズムがみられる病気は、パーキンソン病以外にもあるのです。

パーキンソン病以外でパーキンソニズムがみられる病気を、パーキンソン症候群と呼びます。パーキンソン症候群には次のようなものがあります。

脳血管性パーキンソン症候群

脳の血流が悪くなって起こるパーキンソン症候群が脳血管性パーキンソン症候群で、高齢者に多くみられます。脳の血液の循環が悪くなって起こる病気の代表的なものに、脳梗塞があります。脳梗塞は脳の血管が動脈硬化で細くなり、血の塊がつまって体の麻痺や言語・視覚の障害を引き起こします。

脳血管性パーキンソン症候群の場合は多発性ラクナ梗塞といって、脳の中にできた小さな多数の梗塞が原因で起こりますが、麻痺などの症状は出ません。

脳血管性パーキンソン症候群の場合、まるでいばっているときのようにそっくり返った姿勢で、足先が外側に向いたがに股で歩きます。パーキンソン病の場合は前かがみでちょこちょこと鳥が歩くような感じなので、違いはひと目でわかります。

その他、脳血管性パーキンソン症候群だと静止時の振戦がなく、話すときにろれつが回らなくなったり、呼吸障害が出たりします。またパーキンソン病では左右どちらかから症状が出始めますが、脳血管性パーキンソン症候群ではあまり左右差がみられません。

脳血管性パーキンソン症候群の場合、ドーパミンはきちんと分泌されているので、パーキンソン病の薬を飲むと、副作用が出る場合もあります。脳血管性パーキンソン症候群に効くのが塩酸アマンタジンというインフルエンザの薬で、これは副作用もありません。

脳血管性パーキンソン症候群かパーキンソン病かは、MRIを撮ることでもわかります。

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