中年男性の半数近くがメタボ

メタボリックシンドローム(通称メタボ)は内臓脂肪型肥満で、高血圧・高脂血症・糖尿病のうち2つ以上を合併している状態をいいます。動脈硬化が進行する可能性が高くなり、放置しておくと脳梗塞や心筋梗塞を発症する危険性があります。日本の中年男性の約半数がメタボリックシンドロームだといわれています。

アディポネクチンが減少すると動脈硬化に

脂肪細胞自身がアディポネクチンという物質を分泌していることが最近の研究でわかりました。このアディポネクチンは血液の中に存在し、血管の傷などを修復する機能があります。しかし内臓脂肪が増えるとアディポネクチンは逆に減少してしまいます。その結果、血管の修復機能が低下し動脈硬化を促進させてしまうのです。

メタボは労災保険が認められる場合がある

肥満・高血糖・高脂血症・高血圧は生活習慣病の死の四重奏ともいわれています。健康診断の検査結果で、この4つに該当した人は虹健康診断の費用と特定保健指導を受けるときの費用に対して労災保険が給付されます。都道府県労働局や労働基準監督署で詳しく教えてもらうことができます。

まずは食生活を見直そう

メタボリックシンドロームには生活習慣が大きく関わっています。食事の改善と運動が重要だとわかっていても、今までの生活習慣を改善することは難しいという人が多いのも現実です。しかし内臓脂肪は少しの努力で減らすことができるのです。まずはできることからチャレンジしていきましょう。

外食時のポイント

  1. 緑黄色野菜が多く摂取できるメニューを選ぶ
  2. 中華料理はできるだけ食べない
  3. 炒めものや揚げ物よりも蒸し料理を食べる
  4. 塩分が多いメニューは避ける
  5. 満腹になるまで食べない
  6. 甘い物は週に2回までにする
  7. 週2回は休肝日をつくる
  8. 魚介類中心のメニューにする

運動嫌いでもできるエクササイズ

内臓脂肪を減らすには運動をすることが最も効果的です。運動が嫌いない人、仕事が忙しくて運動する時間がとれない人におすすめのエクササイズを紹介します。

最も簡単にできるのがウォーキングです。ウォーキングは食後30分以上経過してから1時間ほど散歩すると内臓脂肪減少に効果があります。通勤時間を利用してエスカレータは使わずに階段を使ったり、一駅手前で下車して帰宅してみます。ウォーキングを1週間続けただけで内臓脂肪は確実に減らすことができます。

また、外出できないときや帰宅後なら30分から1時間の足踏みエクササイズが効果的です。最初は10分を3回に分けてみましょう。