脳血管性認知症の原因と症状

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症状

脳出血や脳梗塞の発作のあとに認知症症状が現れてきます。記憶力の低下のほか、ささいなことで泣いたり怒ったりする感情失禁がみられることがあります。これらの症状は、脳出血や脳梗塞の発作が起こるたびに悪くなっていきます。

アルツハイマー病と比べると、病識(自分が病気であるという意識)や人格は比較的保たれるのが特徴です。そのため、会話をするとふつうの対応ができるのに、記憶障害だけが著しく悪化しているといった「まだら認知症」(正常なところとぼけたところが入り混じっている状態)を示すことがよくあります。

原因

脳梗塞などの発作のため、脳の血流が障害されて、前頭葉や頭頂葉、側頭葉などに酸素と栄養素が運ばれなくなるために知的機能が低下するものです。

治療法

認知症そのものを改善させる方法はありませんが、脳血管障害の治療を行うことによって、認知症の進行を防ぐようにします。

たとえば、脳梗塞が原因となっている場合は、抗血小板薬や抗凝固薬を服用して梗塞発作の再発を防ぎ症状が進まないようにします。

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