赤血球増多症(多血症)の原因と症状

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症状

貧血とは逆に、赤血球数が異常に多くなる病気です。頭痛や皮膚のかゆみ、顔面紅潮、結膜の充血などのほかに、血栓(血の固まり)ができやすくなり、血管をふさいで、脳梗塞や心筋梗塞を起こすこともあります。

原因

骨髄の造血幹細胞が腫瘍のように増殖して起きる真性のものと、赤血球の造血料を調整するホルモン(エリスロポエチン)の分泌が増えるために起きる続発性のものがあります。エリスロポエチンの増加には、腎臓がんや肝臓がん、嚢胞腎などが関与しています。

治療法

真性の場合は瀉血(血を抜き取ること)によって、赤血球量を調整します。同時に、骨髄機能を抑制する薬を用いた化学療法を行います。続発性の場合は原因疾患の治療を優先して行いますが、血液の粘性が高まって血栓傾向がみられる場合は、緊急時に瀉血を行います。

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