自閉症・アスペルガー症候群の考え方と症状


1.目を合わせてコミュニケーションがとれません

コミュニケーションをとる、ということを考えてみてください。コミュニケーションをとるときは大抵の人が相手と目を合わせて話したり、聞いたりするでしょう。認知機能の点から考えてみ...

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2.部分に注目し、全体を見ることができません。

自閉症の認知特徴として、「部分に注目してしまうため全体を見ることができない」「どこ、あるいは何が重要かわからない」などということがあります。また、だまし絵に騙されない、文脈の理...

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3.アスペルガー症候群の人は自分探しの旅をしています。

「自分とは、いったい何なのだろう」ということから、自分探しの度は始まります。アスペルガー症候群のことを書いた本に、オリバー・サックスの『火星からきた人類学者』という本があります...

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4.安心できるのは「自分の世界」だけ

自閉症の人には、規則性を持って同じものを並べていくことに興味があり、こだわりともいわれる症状があります。これらは、明らかな言葉が出ていない自閉症の人に多く、規則性あるいは何らか...

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5.壊れやすいこころを守ってあげましょう

ある小学五年生の子どもは、大変頭がよく成績も全国的に見ても素晴らしい子どもでした。しかし、時間があるときに読んでいる本は、列車の図鑑ばかりで、話の筋のある本はまったく読みませんでし...

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6.相手の立場に立って考える視点がありません

知的に高いアスペルガー症候群の子どもは文書を読むことができ、すべての科目が優れています。しかし、唯一不得意な科目は国語の読解です。こんな問題がよくあります。「この作者は、何...

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7.三次元の絵が描けません

アスペルガー症候群の人は、絵を描いても特徴的です。奥行き感のない二次元の世界で描いてしまう人と、頭の中では三次元に見えていて、それをどうにか表現しようとする人がいます。まず...

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8.何通りも意味を持つ言葉の理解が困難

アスペルガー症候群の人には、武器や戦争、闘いなどに異常に興味があって、そんな絵ばかり描く子どももいます。それは、機械ものが好き、というこだわりからくるのかもしれません。私た...

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9.情景をビデオのように記憶しています

言葉がまだ出ないアスペルガー症候群の子どもの場合、物事を意味で認知してしまいます。例えば、パズルを一回パッとひっくり返します。ひっくり返して、何の絵だったか、何の模様かわからな...

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10.アスペルガー症候群のこころの説明

アスペルガー症候群の子どもは、乳児期から、過敏で好き嫌いが多く、特定のものしか食べないなど、いわゆる「育てにくい子ども」に属しているといえます。特に、食べ物について味覚過敏、臭...

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11.社会のルールを理解することの難しさ

通常、社会生活上のルールは「守ること」から始まります。そのためには、いわれたことを同じ意味として理解する能力と、言葉あるいは文章として記憶しておく能力が必要です。しかも、ル...

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12.アスペルガー症候群の思春期

思春期の一般的な特徴は、著しい身体発育、第二次性徴の発現、生殖能力の完成などの身体的変化と、それに伴う激しい心理的動揺です。そして、思春期は人生における最大の激動の時期というこ...

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13.ストレスをどう処理するかが課題

社会の中は、たくさんのストレスに満ち溢れています。ですから、自分で、気持ちや行動を抑制する方法を見つけていかなければなりません。特にアスペルガー症候群の人には、ストレスをどうや...

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14.もっとも理解できないのが「死ぬこと」

アスペルガー症候群の人にとって、「死」ということはもっともわからない言葉だと思います。実体験で説明できる人がいませんし、彼らにとってはファンタジー的な世界かもしれません。今...

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