STEP4:カロリーを考える

コレステロールのコントロールはカロリーを減らすこと

肥満体型の人のコレステロール値は健康的な体型の人よりも確実に高い傾向にあります。とくに内臓脂肪型肥満の人は動脈硬化になる危険性が高いので早期改善が必要になります。

近年の研究では肥満を解消し体脂肪を減らすことで体内の悪玉コレステロール合成量が減るということがわかってきました。

すでに適正体重を大幅に超えている人は食事量を減らしながら摂取カロリーを抑えるダイエットを行うことで正常なコレステロール値に戻しやすくなります。

一般的にカロリーとは、食物のエネルギーを指します。1日に必要なエネルギーは、その人の体格(身長や体重)や日常生活の運動量によって異なるので決まった値があるわけではありません。

身長が低くて運動量が少ない人は必然的に消費カロリーが少なくなるので摂取できるエネルギー量も少なくなります。

体重が増える原理はシンプルで摂取カロリーが消費カロリーを上回っているということです。ですので、肥満改善の基本は摂取カロリーを消費カロリーよりも少なくするということになります。

肥満改善をする際の摂取カロリーの目安としては、20〜25kcalに標準体重を掛けた値になりますが、標準体重をすでに超過している場合は数値が当てはまらないので医師に相談して摂取カロリーの目安を教えてもらいましょう。

摂取カロリーの計算方法

標準体重い体活動レベルの少ない方の数値をかけます。

標準体重

身長(m)×身長(m)×22

体活動レベル

座っていることが多い・・・25〜30(低い)
室内での立ち作業が多い・・・30〜35(ふつう)
外での立ち仕事が多い・・・35以上(高い)

高カロリーな食材を低カロリーな食材に置き換えるポイント

摂取カロリーを低くするには食事量を減らすだけではなくエネルギー量の低い食材や調理方法に置き換えましょう。

具体的には、主菜は肉よりも魚、または肉を半分減らして野菜を増やすといった方法です。

さらに食材の置き換えだけではなく、調理方法も工夫することでエネルギーr法を抑えることができます。

例えば、揚げ物を焼き物や煮物にすれば調理で使う油を減らすことができますし、エネルギー量もカットすることができます。油を使わなくても調理ができるフッ素加工のフライパンが大活躍します。

どうしても揚げ物が食べたいときは、できるだけ素揚げのものにし衣に含まれている油の量をカットしましょう。

次へ:STEP5.素材のおいしさを楽しむ

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