フィトケミカル

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植物性の食品は機能性成分の宝庫

色素、香り成分、アクなどの正体

ビタミンやミネラル、食物繊維以外にも、体の生理的機能を活性化させる機能性成分が注目を集めています。フィトケミカル非栄養素系食品因子と呼ぶこともあります。色素や香り、アクなどの成分です。

ポリフェノールが代表的な成分

ポリフェノールは植物性の食品に含まれる色素やアクで、動脈硬化予防などの効果があるとしてすでにお馴染みですね。ほかにもカロテン類やテルペン類、イオウ化合物、βグルカンなどが認められています。

活性酸素のスカベンジャー(掃除屋)として注目

紫外線から身を守るための成分

植物は紫外線の害から身を守るために色素やアクなどの成分を作り出していると考えられており、そういった成分は人にとっても有効です。ほとんどのフィトケミカルには活性酸素を無害化する働きがあり、生活習慣病や老化を防いでくれます。

多種類を組み合わせてとる

フィトケミカルはどれか一つの成分だけをとるよりも、さまざまな成分を組み合わせてとったほうがより効果的です。つまり、1種類のサプリメントなどでとるよりも、複数のフィトケミカルやビタミン類を含んでいる食品でとるほうが効率的です。多種類の食品を組み合わせてとればもっと効果が高まります。

食品の持つ第三の機能が注目されている

これまで、おもに考えられてきた食品の機能としては、エネルギーやビタミン、ミネラルの源としての働き(栄養機能)と、食べたときに感じる味や香り(感覚機能)の2つの機能でしたが、近年、フィトケミカルのような整体調整機能が第3の機能として認められるようになりました。この考え方は世界に先駆けて日本で提案され、海外で賛同を得ています。

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栄養機能 体のエネルギー源になるなど、整体を維持させる機能
感覚機能 味や香りなど感覚器官に働きかけ「おいしい」などと感じさせる機能
整体調整機能 生体のバランス維持や疾病予防にかかわる機能

代表的なフィトケミカル

植物性の食品には必ず何らかの機能性成分が含まれています。各成分はその性質などから大きく5つに分類することができます。

ポリフェノール類 植物の色素やアクなどの成分で抗酸化作用がある
カロテン類 野菜などに含まれる色素で抗酸化作用がある
テルペン類 柑橘類などの香りや苦味成分でがん細胞を抑制する
β-グルカン きのこなどに含まれる多糖類で免疫力を高める
イオウ化合物 にんにくなどの香りのもとで抗酸化・抗血栓作用がある

抗酸化作用には4つの段階がある

多くのフィトケミカルには抗酸化作用があることが知られています。抗酸化作用には4段階あり、フィトケミカルはおもに第2段階ではたらきます。

第1段階 活性酸素やフリーラジカル(※1)の発生を防ぐ
第2段階 フリーラジカルを安定させる
第3段階 酸化生成物を無害化し、損傷した細胞を修復する
第4段階 傷害が起こった部位に抗酸化因子を送り込む

※1 大変不安定な分子構造を持つ物質のことで強い酸化力がある

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