肥満を解消して尿酸値を下げよう


痛風発作が出た患者さんへの食事療法でまず強調されるのは、エネルギーを摂り過ぎないことです。特に肥満を合併している患者さんは、減量を目標にします。なぜ、肥満が高尿酸血症を引き起こすのかは、はっきりとわかっていません。しかし、肥満になると尿酸の排泄量が低下し、減量すると排泄量が多くなることは明らかになっています。

肥満かどうかの判定は、一般的にBMIの計算式から求めた数字で行います。この数字をWHO(世界保健機構)による6段階の分類で判定するのが一般的です。日本人の場合、22でいちばん余命が長いという統計が出ているので、この数値を目標値とします。

BMIの計算式

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

BMI指数判定
18.5未満低体重
18.5〜25未満ふつう体重
25〜30未満肥満1度
30〜35未満肥満2度
35〜40未満肥満3度
40〜肥満4度

肥満症を合併していない人は、1日およそ1800キロカロリーの食事を基準とし、肥満症を合併している場合は、1日およそ1600キロカロリーとして、徐々に体重を落とすようにします。

急激な減量は痛風発作を招く

肥満を解消するといっても、食事量を極端に減らして急に体重を落とそうとすると血中の尿酸が増えて、痛風発作が起こりやすくなります。減量はゆるやかに1ヶ月に2kg減ぐらいのペースでゆっくり目標体重を目指しましょう。

そのほうがリバウンドも起きにくくなり、健康的です。

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