アグリリンについて
アグリリンは、本態性血小板血症の治療に用いられる薬です。血小板数を減少させる効果があり、血栓症などの合併症のリスクを低減します。
主成分
- アナグレリド塩酸塩水和物
分類
- 血小板減少薬
効能・効果
- 本態性血小板血症
用法・用量
- 通常、成人はアナグレリドとして1回0.5mgを1日2回経口投与より開始します。
- 患者の状態により適宜増減されますが、増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として0.5mgずつ行い、1日4回を超えない範囲で分割して経口投与します。
- ただし、1回用量として2.5mgかつ1日用量として10mgを超えません。
- 必ず医師の指示に従って服用してください。
副作用
主な副作用として、以下のものが報告されています。
- 頭痛
- 動悸
- めまい
- 吐き気
- 下痢
- 倦怠感
- 浮腫
重大な副作用として、以下のものが報告されています。
- 心障害(心不全、心筋症、心拡大、心房細動、心室性頻拍、QT延長、心筋梗塞、狭心症、房室ブロック、洞性頻脈、失神)
- 肺高血圧症
- 間質性肺炎
- 消化性潰瘍
- 大腸炎
- 膵炎
- 腎不全
- 可逆性後白質脳症症候群
- 血小板減少
- 白血球減少
- 貧血
その他
- 妊娠中または授乳中の方、あるいは妊娠している可能性がある方は、必ず医師に相談してください。
- 他の薬との飲み合わせに注意が必要な場合があります。服用中の薬がある場合は、医師または薬剤師に相談してください。
- 定期的な血液検査や心機能検査が必要です。
- めまいやふらつきが現れることがあるため、自動車の運転や危険な作業を行う際には注意が必要です。
注意事項
- この情報はアグリリンの一般的な情報であり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
- 必ず医師または薬剤師の指示に従って服用してください。
- より詳しい情報が必要な場合は、添付文書をご確認いただくか、医師または薬剤師にご相談ください。