歯磨きのコツ

正しい歯磨きの習慣を身につけることです。理想は毎食後です。

少なくとも1日に1回、就寝前にしっかり歯を磨くこと。

睡眠中は唾液の分泌量が低下し、細菌が増殖しやすくなります。

正しい歯磨きのポイントは次の4つ。

歯ブラシを軽く持つ

歯ブラシは鉛筆を持つように、軽く持ちます。

毛先がしならない程度の力がちょうどいい。余計な力が入ると、歯肉を傷つけてしまいます。

小刻みに動かす

歯ブラシを直角に歯にあてて、小刻みに左右に振動させるように動かしてください。

歯並びが悪くて磨きにくい場合は、縦に歯ブラシをあてて、1本ずつ磨くようにします。

ただし、電動歯ブラシを使うときは、小刻みに動かさないのがポイント。

力を入れずに軽くあててください。

順番を決めて磨く

磨き残しがないように、奥歯の内側からはじめて、一筆書きで一周するように磨きましょう。

歯と歯ぐきの隙間も磨く

45度くらいの角度で、歯と歯ぐきの隙間も細かく振動させるように磨きましょう。

出血してしまっても、気にせず続けます。

出血するのは、歯ぐきが軽い炎症を起こしているから。

歯垢をしっかり取り除けば、歯ぐきが引き締まり、1〜2週間で出血しなくなります。

正しく磨けば歯の再石灰化が促され、初期の虫歯(白く濁ったり、薄茶に見える状態)ならば、治ることも期待できます。

歯みがきができないときは、シュガーレスのガムがおすすめ。

1回に20分以上噛み続ければ、唾液が活発に分泌されて効果的です。さらに、キシリトールを100%配合したガムには虫歯予防効果も。

最近では、歯の再石灰化を促す成分を配合したガムも市販されています。

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