症状
肝臓内の胆管に慢性の炎症が起こり、胆管内に胆汁がうっ滞することで起こるもので、中年女性に多く発症します。全身の皮膚のかゆみが最初の症状となることが多く、続いて、全身倦怠感、黄疸などが現れ、肝硬変に進展します。最近は、自覚症状がまったくなく、健診時の肝機能検査で病気が発覚する患者が増えています。また、シェーグレン症候群などの自己免疫疾患を合併する場合もあります。
原因
原因は不明ですが、自己免疫疾患と考えられます。
治療法
ウルソデオキシコール酸の服用で効果が期待できます。かゆみには抗ヒスタミン薬、コレスチラミンが用いられます。