症状
のどが激しく痛み、ものを飲み込むときに苦痛を感じます。耳のほうへ痛みが放散することもあります。悪寒やだるさ、38度を超える高熱をともない、さらに進むと、首のリンパ節が腫れてひどく痛みます。同時に扁桃が赤く腫れて、しばらくするとその表面に白っぽい膿栓(膿の固まり)ができるようになります。
原因
扁桃のリンパ組織が病原体を防御しきれずに、炎症を引き起こすものです。原因菌は、A群β溶血性連鎖球菌、黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌で、かぜや過労が引き金になります。
治療法
抗菌薬と消炎鎮痛薬を服用し、うがい薬も使うことがあります。
症状は1週間ほどで完治します。その間はのどが痛くても、水分と消化がよくて飲み込みやすい食物で栄養を補給することが大切です。
熱が下がらない場合や、食事をとれないときは、入院して点滴で水分と栄養を補います。