症状
のどの痛みが強く、高熱が出ます。食事だけでなく、水も飲み込めないほど喉が腫れるので、脱水症状を起こしやすくなります。重症になると、口が開かなくなり、話すこともできなくなります。
急性扁桃炎よりも重症で、呼吸困難や敗血症にもつながることがあります。成人に多くみられ、高齢者、体力が低下している人にとっては、危険な状態になりかねない病気です。
原因
急性扁桃炎が周囲に波及したもので、もともとの原因菌に、嫌気性菌(空気を嫌う菌)が加わることが多いようです。
治療法
抗菌薬と、鎮痛解熱薬で症状を抑えます。膿瘍があるときは、穿刺または切開して排膿します。切開した場合は、飲み込みやすいものを食べ、水分を補給して、体力低下を防ぎます。また、毎日通院してガーゼ交換をする必要があります。
嚥下障害や開口障害が現れた場合は、入院治療が必要になります。