症状
首の一部が晴れてくることがあり、中に粘りけのある黄色い液がたまります。膿疱に感染が起きると、うみをもったり、それが原因で管上の孔(瘻孔)が開くことがあります。
小児に多い病気ですが、側頸嚢胞は20〜40歳代で症状が現れることがあります。
原因
胎生期に甲状腺が形成されるとき、喉と甲状腺をつないでいた管は退化していくものですが、一部残ってしまうことがあります。それがのちに袋状の膿疱になったものが正中頸嚢胞です。
一方、側頸嚢胞は、胎児の首にあるし溝という溝が残り、頸部の外側に膿疱ができるものです。
治療法
CTやMRIなどで検査をし、ほかの病気と鑑別したうえで、摘出手術を行います。