本日のトップ記事
症状
血液混じりのおりものが出て、外陰部がただれることもあります。
原因
更年期以降は女性ホルモンが減少し、膣粘膜上皮が萎縮していきます。それとともに、自浄作用も低下し、細菌が繁殖しやすくなります。
ふつうは加齢にともなう症状ですが、子宮体がんが隠れていることもあるので、注意が必要です。
そのほか、悪性腫瘍で卵巣を摘出した人は、女性ホルモンの分泌がなくなるため、同様の症状がみられることがあります。
治療法
細菌培養や女性ホルモンの測定と同時に、がん細胞の有無も調べます。がんの疑いがなければ、女性ホルモンの膣錠、抗菌薬の膣錠を併用します。
そのほか、女性ホルモンの補充療法なども行われます。
乳がんや子宮体がんなどの経験がある場合は、別の治療法を用いる必要もあるので、病歴は必ず医師に伝えましょう。