症状
近くのものを見ようとするとピントが合いません。「夕方になると目が疲れて、しょぼしょぼする」「薄暗いところではものが見えにくい」「新聞などは遠く離さないと文字が読めない」という状態になります。
原因
視力障害というより、ピントを合わせる構造の老化現象といえます。
ものを見るときは、毛様体筋、チン小帯、水晶体が焦点を合わせようとします。水晶体は加齢とともに柔軟性が失われていきます。このように組織が硬化し、調節しきれなくなることが原因です。
治療法
老眼鏡で矯正します。近用、中近両用、遠近療法(二重焦点、境目のわからない累進多焦点レンズ)のタイプがあります。生活スタイルに合わせて、眼科で処方してもらい、無理のないものを選ぶことが大切です。
細菌では、遠近両用コンタクトレンズも開発されています。老眼の度によりますが、中期までの老眼であれば、ある程度対応できるので、眼科で相談してみるとよいでしょう。