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症状
通常、自覚症状はありませんが、腫瘍が大きくなって出血すると、脇腹に痛みが生じて、血尿も出るようになります。
原因
血管や平滑筋、脂肪で形成された良性の腫瘍です。約半数は結節性腎硬化症を合併し、25%が腫瘍の自然破裂によって出血します。
悪性ではないものの、出血を起こしやすい腫瘍であることがこの病気の問題点といえます。
治療法
出血のコントロールと、腫瘍ができていない部分の腎臓の温存が、治療のポイントになります。
超音波やCTで腫瘍の大きさを調べて経過を観察したうえで、小出血を何度も繰り返す場合や大出血を起こしたときは、腎動脈栓塞術を行います。
症状が重いときは、腎臓の部分的な切除や腎臓の摘出手術を行うこともあります。