症状
大腸の動脈内腔が詰まって血流障害が起こり、大腸に潰瘍や壊死を起こす病気です。
急激な腹痛、下痢、血便などがみられますが、通常は数日で治まり、やがて自然治癒します。
ただし、腸の狭窄を起こし、腸閉塞に至るケースもまれにあります。
原因
詳細な原因は不明ですが、動脈硬化や心臓病、糖尿病などがある中高年に多いことから、循環器傷害のある人は腸の血流障害も起こりやすいと考えられています。
治療法
基本的には、入院治療が必要になります。絶食して、輸血による栄養補給を行い、安静を保ちます。
痛みに対しては鎮痛薬などを用い、同時に二次感染を予防するための抗菌薬を服用します。組織の壊死や大腸狭窄が進行している場合は、手術が必要になります。