症状
大きな音を聞いたあとで、難聴状態になります。静かになっても聞こえが悪く、耳鳴りがすることもあります。一時的な場合もあれば、障害として残ってしまうこともあります。
原因
一定以上の大きな音を、瞬間的、あるいは継続して聞くことによって、聴覚細胞がダメージを受け、難聴になるものです。爆発音やロックコンサートなどの大音響、射撃訓練の銃撃音などが代表的な原因です。また、職業上、継続して多いな音を耳にしなければならない場合も、慢性の音響外傷になることがあります。
ヘッドフォンやイヤホンで、必要以上の大きな音を継続して聞いたときも、同様の症状がみられます。
治療法
慢性になってからの治療は、かなり難しくなります。ダメージを受けたことがわかった段階で、内耳の神経損傷に対して治療を始めないと、症状が固定することがあるので要注意です。
職業的に騒音の中にいなければならない場合は、休憩をしたり、耳栓を使用するなどの工夫が必要です。