蕁麻疹とは？
蕁麻疹は、皮膚に赤い発疹が現れ、激しいかゆみを伴う皮膚疾患です。発疹は、蚊に刺されたような盛り上がったものや、平らなものが現れ、数分から数時間で消えていくのが特徴です。
蕁麻疹の原因
蕁麻疹の原因は様々で、特定できないことが多いですが、代表的なものとして以下が挙げられます。
- アレルギー反応: 食品（魚介類、卵、ナッツなど）、薬剤、花粉などに対するアレルギー反応が原因となることがあります。
- 物理的な刺激: 摩擦、熱、冷気、日光など、皮膚への物理的な刺激が原因となることがあります。
- 感染症: 病毒感染や細菌感染が原因となることがあります。
- 内臓疾患: 肝臓病、腎臓病、甲状腺疾患などが原因となることがあります。
- その他: ストレス、運動、ホルモンバランスの変動などが原因となることがあります。
蕁麻疹の症状
- 発疹: 赤い発疹が全身または体の特定の部位に現れます。発疹の形は、蚊に刺されたような盛り上がったものや、平らなものが多く、数分から数時間で消えていきます。
- かゆみ: 発疹とともに激しいかゆみを感じます。
- 浮腫: 発疹だけでなく、顔や唇が腫れることがあります。
- 呼吸困難: 重症の場合、気管が腫れて呼吸困難になることがあります。
蕁麻疹の治療法
蕁麻疹の治療法は、原因によって異なります。
- 抗ヒスタミン薬: かゆみを抑え、発疹を鎮める効果があります。内服薬と外用薬があります。
- ステロイド剤: 重症の場合や、抗ヒスタミン薬が効かない場合に用いられます。
- 原因療法: アレルギーが原因の場合は、アレルゲンを避けることが大切です。
蕁麻疹の予防
蕁麻疹の予防は、原因が特定できないことが多いので難しいですが、以下のことに注意することで、発症のリスクを減らすことができます。
- アレルゲンの特定と回避: アレルギーが原因の場合、アレルゲンを特定して避けることが重要です。
- 規則正しい生活: 睡眠不足や過労は、蕁麻疹の発症を促すことがあります。
- バランスの取れた食事: 食生活の乱れも、蕁麻疹の原因となることがあります。
- ストレスの軽減: ストレスは、免疫力を低下させ、蕁麻疹の発症を促すことがあります。
- 皮膚の保湿: 肌を乾燥させないように、こまめに保湿を行いましょう。
蕁麻疹の種類
蕁麻疹には、様々な種類があります。
- 急性蕁麻疹: 突然発症し、数日から数週間で自然に治癒するものです。
- 慢性蕁麻疹: 6週間以上続く蕁麻疹を指します。原因が特定できないことが多いです。
- コリン性蕁麻疹: 運動や入浴など、体が温まったり汗をかいたりすることで発症する蕁麻疹です。
- 物理的蕁麻疹: 圧迫、摩擦、冷熱刺激など、物理的な刺激によって発症する蕁麻疹です。
いつ病院を受診すべきか
- 発疹が全身に広がる
- 呼吸が苦しい
- 高熱が続く
- 発疹が数日以上続く
- かゆみがひどく、日常生活に支障が出る
このような場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
まとめ
蕁麻疹は、原因が様々で、症状も人によって異なります。自己判断せず、皮膚科を受診し、適切な治療を受けることが大切です。
【注意点】
- この情報は、一般的な情報であり、個人の症状や状態によって治療法は異なります。
- 蕁麻疹について心配な場合は、必ず医師にご相談ください。