歯周病検診とは、歯周病の早期発見・早期治療を目的とした検査です。歯周病は、歯を支える骨や歯ぐきが炎症を起こし、進行すると歯が抜け落ちてしまう病気です。初期段階では自覚症状がほとんどないため、定期的な検診が重要となります。
歯周病検診の目的
- 歯周病の早期発見と早期治療
- 歯周病の進行予防
- 口腔内の健康維持
- 全身の健康維持(歯周病は全身疾患との関連も指摘されています)
歯周病検診の主な検査項目
検査項目 | 詳細 | 目的 |
問診 | 歯や歯ぐきの状態、生活習慣、既往歴など | リスク評価、症状の把握 |
視診 | 歯ぐきの腫れ、出血、歯石の付着などを確認 | 歯周病の兆候の発見 |
歯周ポケット測定 | 歯と歯ぐきの間の溝の深さを測定 | 歯周病の進行度合いの確認 |
歯の動揺度検査 | 歯のぐらつき具合を確認 | 歯周病の進行度合いの確認 |
レントゲン検査 | 歯を支える骨の状態を確認 | 歯周病による骨の破壊の確認 |
歯垢・歯石の検査 | 歯垢・歯石の付着量や質を確認 | 歯周病のリスク評価 |
歯ぐきの出血検査 | 歯ぐきからの出血の有無や程度を確認 | 歯ぐきの炎症の確認 |
補足
- 上記の検査項目は一般的なものであり、歯科医院や検診の種類によって異なる場合があります。
- 歯周病検診は、歯周病の早期発見・早期治療に有効です。
- 定期的な受診をおすすめします。
- 検査内容や頻度については、歯科医師と相談して決めましょう。
より詳細な情報や最新の情報については、お近くの歯科医院や自治体にお問い合わせください。
歯周病検診の対象者と頻度
- 40歳以上の方に、定期的な受診が推奨されています。
- 特に、以下の方は積極的に受診しましょう。
- 歯ぐきの腫れや出血が気になる方
- 歯がぐらつく方
- 口臭が気になる方
- 糖尿病や喫煙などのリスク要因がある方
- 検診の頻度は、歯科医師と相談して決めましょう。
歯周病検診を受けるメリット
- 早期発見・早期治療により、歯を失うリスクを減らせる
- 歯周病の進行を予防し、健康な歯を維持できる
- 口腔内の健康状態を把握できる
- 全身の健康維持にも繋がる
歯周病検診を受ける際の注意点
- 歯科医院によって検査内容や費用が異なるため、事前に確認しましょう。
- 検診結果について、歯科医師の説明をよく聞き、理解することが大切です。
- 検診で歯周病と診断された場合は、歯科医師の指示に従い、適切な治療を受けましょう。
歯周病は、早期発見・早期治療が大切です。定期的な検診を受け、お口の健康を守りましょう。