症状
実際に周囲に生じている音ではなく、耳や頭の中で感じる音です。自分にしかわからない耳鳴りのほかに、耳管の周辺の筋肉痙攣などによるものは、近くに寄ると他人が聞き取ることができる場合もあります。
聞こえる音は、その人によってまちまちで、一定していません。
原因
中耳の炎症や、内耳の障害、場合によっては中枢聴覚器の障害によって起こることがあります。高血圧や糖尿病などの全身性疾患や、ストレス、脳腫瘍でも起こることがあります。
治療法
原因疾患がはっきりしている場合は、その治療を行います。また、ビタミン剤、血管拡張薬なども用います。
耳鳴りがあることで精神的に落ち着かず、不安感がつのるという人には、催眠薬や抗不安薬なども処方されます。カウンセリングが有効な場合もあります。
特殊な器具を用いて、聞こえる耳鳴りに似た周波数の音を聞ことによって、耳鳴りを解消する方法があります。