症状
肝臓内に液体のたまった袋(膿疱)ができる病気です。単発性のものと多発性のものがありますが、いずれも膿疱が小さいうちは症状はありません。巨大化して周囲の臓器を圧迫するようになると、腹部膨満感や腹痛が現れます。
原因
大半は先天性のものです。まれに、外傷や寄生虫感染が原因になる場合があります。
治療法
無症状の場合は、治療の必要はありません。巨大化した膿疱は、注射針で中の液体を抜いてから、エタノールを注入して膿疱をつぶします(エタノール注入療法)。
そのほか、腹腔鏡を使って膿疱を切除する方法が用いられることもあります。