ビタミンC〜抗酸化ビタミン〜

血液中で活性酸素と戦うビタミンC

水様性のビタミンCは血液の中の血漿に溶け込んで血液中の活性酸素を取り除く作用があります。

さらに、脂溶性のビタミンEと結合し活性化することで脂溶性ビタミンの抗酸化作用を補助しているのです。

その他にも、ビタミンCには血液の凝固を抑える成分が産生されるのを促進する機能があり、肝臓の善玉コレステロールの合成を高める作用もあります。

野菜や果物は毎食とる

1日に必要なビタミンCの摂取量は約100mgが推奨されています。

イチゴ10粒(約200グラム)でビタミンCが124mg程度なので、必要量を摂取することは難しいことではありません。

しかし、ビタミンCは水に溶けやすい性質なので、体内に摂取してから3時間ほどで体内を循環したのちに尿と一緒に排泄されてしまうのです。

ですから、フレッシュジュースを1日1回飲んでいるからといって安心はできません。

サラダでビタミンCを摂取しても半日経過すればビタミンCの効力は消滅してしまいます。

野菜を毎食必ず摂取することとデザートはお菓子やケーキではなく果物にするなどの習慣を身に付け過不足なく補うことが大切です。

喫煙とストレスはビタミンCの大敵

会社や人付き合いでストレスが蓄積されると、人間の防衛本能が働き、抗ストレスホルモンが分泌されます。

ビタミンCは、抗ストレスホルモンの合成に欠かせない材料なので、日頃から対人関係などでストレスが溜まりやすい人は特に意識してビタミンCの多い食品を摂取するように心がけましょう。

タバコを1本吸うとビタミンCは約25グラム失われます。

ストレスによる喫煙はビタミンCにとっては最悪の組み合わせ。喫煙は動脈硬化を促進する危険因子なので出来ることなら禁煙を目指しましょう。

禁煙が難しい場合は意識してビタミンCを十分に摂取するようにしましょう。

サプリでもビタミンCは摂取できるのですが、食品から摂取するほうが他の栄養素も一緒に摂ることができるのではるかに有効です。

次の記事は『ビタミンEの効果』

PAGE TOP