カロテノイド〜抗酸化食品因子〜

多彩な抗酸化作用がある注目の色素パワー

カロテノイドには、人参などの緑黄色野菜の色素成分に含まれるβカロテンをはじめ、トマトやスイカに含まれるリコピン、青菜に多いルテイン、海藻類に多いフコキサンチン、蟹や海老に含まれるアスタキサンチンなど、およそ500種類以上もあります。

これらは、体内のあちこちで抗酸化パワーを発揮します。

水溶性の抗酸化ビタミンのガードをくぐってきた活性酸素を退治するのも、脂溶性ビタミンとともに攻撃するものなど、種類によって働きが違います。

色素に含まれるカロテノイドとその働き

食品の色カロテノイド多く含む食品効果
赤色リコピントマト・スイカ動脈硬化の予防LDLの酸化を防ぐ
βカロテンαカロテン人参・赤ピーマン・かぼちゃなどの緑黄色野菜動脈硬化の予防LDLの酸化を防ぐ免疫力の強化
カプサイシン赤唐辛子血液の凝固を抑制脂肪分解酵素を活性化
アスタキサンチンえび・かに・鮭などLDLの酸化を防ぐ
黄色・オレンジβクリプトキサンチン柑橘類LDLの酸化を防ぐ
ゼアキサンチンマンゴー・パパイヤ・桃などLDLの酸化を防ぐ
緑色βカロテンαカロテン小松菜・ブロッコリーなど緑黄色野菜細胞の老化予防LDLの酸化を防ぐ
ルテインほうれん草・ブロッコリーなどLDLの酸化を防ぐがん細胞の増殖を抑制
黒色フコキサンチンわかめ・ひじき・もずくなどの海藻類動脈硬化の予防LDLの酸化を防ぐ

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