中性脂肪値が高くて肥満の人は予想以上にダイエット効果が高い傾向にあります。その理由は、肥満の原因が中性脂肪のみに特定されるからです。つまり、体内の中性脂肪を減らせば簡単に痩せるということですね。
では中性脂肪はどうやって減らすことができるのか？
脂肪は油なので燃やせばいいんじゃない？と思っている方が非常に多いのですが、実は中性脂肪は燃焼しません。ジョギングなどの有酸素運動をして燃焼されるのは脂肪酸なので運動をしても中性脂肪は減らないのです。
実際にジョギングの後に血液検査を行っても中性脂肪の量はほとんど変化がありません。
中性脂肪が原因で肥満になる人の大半が糖分や油物の過剰摂取によるものです。ですから慣れない有酸素運動を努力して継続するよりも、毎日の食事で甘いものや油っぽいもの排除するほうが簡単に中性脂肪と皮下脂肪を落としダイエットすることができます。
日々の食事で簡単にできることは缶コーヒーや紅茶などの飲料は無糖にする、唐揚と天ぷらは絶対に食べないなど、最初は少ないルールで少しずつ食生活を変化させていくことが継続のコツです。
ちなみにコンビニの弁当や惣菜は肥満の大敵です。家庭で作る以上に高カロリーになっているので、目安としてはお弁当や惣菜の代金と摂取カロリー量がほぼ同じと覚えておいてください。実際に、コンビニのおにぎりはカロリーの少ない梅とカロリーの高いシーチキンマヨネーズは値段が違います。ですからお昼にコンビニで600円使ったら600kcal摂取したと思ってください。
ただし、運動不足も中性脂肪を増加させる要因なのでジョギングとまではいかなくてもエスカレーターを使わないとか、少し遠回りをして家に変えるなどの「ちょっとした」運動は心がけておきましょう。